乳液と化粧水ってなにが違うの?いつ使うの?何を選べばいいの?いまさら聞けない!
よく肌ケアや化粧品について検索をすると乳液と化粧水というワードが出てきますよね。基礎化粧品の基盤となる代表的なアイテムですね。
「どちらも肌に潤いをあたえる」
というものになるのですが、明確な違いを知らずになんとなくで使っているかたも多いかもしれません。
よくわかんないからとりあえず、どちらかだけを使っている方もいるかもしれません。
私自身もそうでした。ネットに書かれてるし・・・表記されてるし・・・。
肌ケアについて調べると乳液と化粧水の大切さが強調されています。
でも、実際どこがどう違うのか、どんな役割をはたしているのか。
すでに量産されている代表的なアイテムだからこそ、いまさら人には聞きづらいっていう方も多いと思います。最近のメンズケアブームで肌ケアなどに興味をもたれている男性の方は特にそうだと思います。
この機会に乳液を化粧水の違いを明確にして、適切な使い方を把握しておきましょう。
乳液と化粧水は役割りが全く違い,どちらも大切
先ほどもお伝えしましたが、乳液と化粧水はどちらも「潤い」を与えてくれるという共通点があります。
では、一体なにが違うのかそれぞれの働き、役割を見ていきましょう。
これだけは理解して!乳液と化粧水の役割分担
シンプルなところで言いますと、「化粧水」は肌に「水分」をあたえてくれるもので、「乳液」は「水分+油分」をあたえて潤いを逃さないようにフタをしてくれるものになります。
これだけでも分かれば使う順番、用途が想像つきやすくなりますよね。
「乳液」は水分の蒸発を防いでくれるものでもあります。
化粧水の役割と種類
化粧水には「肌に水分をあたえる」ほかにも「皮脂の分泌を整える」役割もあります。
まず、肌は乾燥してしまうと肌の水分を保つ力や摩擦などの外部刺激から肌を守るバリア機能が低下してします。すると様々や肌トラブルが起きやすい肌になってしまいます。
また、洗顔は肌の汚れを落とすためですが、一緒に皮脂、そして水分も取り除かれてしまいます。水で洗っているのに水分も取り除かれてしまうんですね。
そこで、「化粧水」の登場です。化粧水で水分を補ってあげましょう。
まずは水分で潤いです。
美白化粧水
拭き取り化粧水
収れん化粧水
化粧水のあとに使う乳液や美容液、クリームなどの浸透を助けるのも「化粧水」の役割です。
保湿効果とは別に、拭き取り化粧水には落ちきれずに残った汚れや古い角質を取り除く働きがあり、収れん化粧水には肌を引き締める働きがあるので、毛穴や皮脂の悩みにアプローチしやすいのが特徴です。
乳液の役割と種類
乳液も肌に水分、つまり潤いを与える役割がありますが化粧水との大きな違いが「油分の膜」を作って肌の水分の蒸発を防いでくれる役割があることです。
化粧水で肌に水分(潤い)を補給しても油分不足だと水分が蒸発してしまいます。つまりは、潤いが逃げてしまいます。
そこで「乳液」の登場です。乳液でしっかりと油分を補ってあげましょう。また、硬くなってしまった角層を柔らかくして、なめらかな肌へと導く手伝いもしてくれます。
保湿ケアには欠かせないマストアイテムです。
UV乳液
ティント乳液
ティント乳液は肌色やピンクの色がついた乳液のことです。乳液なのに薄化粧のような仕上がりになり、肌にも優しく普段使いにとても便利です。乳液後の一般的な化粧品は必要ないとも言われており、急な来訪などにとても役に立ちます。
乾燥肌は肌荒れ、毛穴の目立ち、くすみ、乾燥小じわ、たるみといった代表的な肌悩みを助長する原因にもなるため、化粧水と乳液の潤いケアは毎日されることをオススメします。
化粧水と乳液の使い方
化粧水と乳液をなんとなく使っている方も多いと思います。この記事を読まれている方は特に。私もその一人でした。
化粧水と乳液は正しい使い方をすることで、より保湿力が高まるのでスキンケアには欠かせないアイテムです。両アイテムを適切に使うことによって肌トラブルを防ぐとこが期待できるでしょう。
化粧水の上手な使い方
化粧水はお風呂上りなどに使うことが多いですのね。では、どれくらいで使えばいいの?
それはお風呂からあがって10分以内に使うのベターでしょう。
通常、洗顔後の肌は洗顔前に比べて乾燥している状態が多いです。これが入浴後となるとさらに乾燥していると言われています。
入浴後すぐであればまだ肌の水分量が増えている状態なので、この時にさらに潤いを与えてあげましょう。ただ、着替えたり髪を乾かしたりとしていると10分なんてあっという間に過ぎてしまいますよね。
そのような方は入浴中にで化粧水をつけてからあがるのがオススメです。
乳液の上手な使い方
乳液は水分の蒸発を防ぐ働きがあるため「化粧水→乳液」の順で使用しましょう。
手で少し温めてあげると油分がやわらかくなり、伸ばしやすくなります。化粧水が肌になじみ、乳液を重ねても不快感がないと感じたらすぐに乳液をつけましょう。
化粧水が乾くのを待っていると、かえって肌の乾燥が進むため注意してください。
相乗効果の期待!?ライン使いって!?
いまや、たくさんの種類が発売されている化粧水と乳液ですから、それぞれお気に入りのものを使ってももちろん問題はありません。
ですが、より効果的に使用されたいのであればライン使い(同メーカー、同ブランド)がオススメです。
化粧品は別々で使用してもよい処方で作られていますが、複数展開されているメーカーやブランドでは各アイテムの組み合わせの相性を考慮して作られています。
なので、ライン使い(同メーカー、同ブランド)をされたほうがそれぞれのアイテムの良さを引き出すことが可能になります。
ただし、肌に合う・合わないといった相性は人それぞれなのでライン使いが一番良い方法とは限りません。一番大切なのは自分にあうアイテムでケアをすることです。
化粧水と乳液どう選べばいい?
自分の肌に合うものが知りたい!
肌の状態は年々変化していきます。スキンケア選びの参考に、見直すきっかけにしてみてください。
ポイント1. しっかりとしっかりと保湿ができるものを選ぶ
何を選べばいいかわからない、乾燥・小じわ・乾燥によるくすみが気になるという方はまずは「保湿力の高い化粧水と乳液」を選ぶことが大切です。
でも、成分表やメーカーのウェブサイトを見てもよくわからないという方もいると思います。
そんな時は口コミを参考にしてみたり、サンプル(試供品)で試してみるのも方法の一つです。中には「さっぱりタイプ」と「しっとりタイプ」を展開されているブランドもありますが、そんな時はしっとりタイプから試してみてください。
ポイント2. 化粧水のテクスチャ(使い心地)
化粧水のテクスチャは好みが大きく分かれます。
「とろみタイプ」または「さらさらタイプ」にわかれ、さらに配合されている保湿剤や増粘剤の種類と配合量によってさらさら~とろみの強さが変わります。
これは個人的感覚によって違いますので、肌感的に合うものを使うのが良いでしょう。
保湿力重視で選ぶのであれば、一般的に「とろみタイプ」のほうが乾燥やゴワついた肌になじみやすくしっとりとしています。
対して、乳液はすべて白濁のミルクタイプなのでアイテムによってのテクスチャに大きな違いはありませんが、みずみずしくさっぱりと感じられるものなどしっとり感に差があります。こちらも肌との相性や使用感の好みで選ぶと良いでしょう。
ですが、紫外線が気になる夏や花粉症による肌のゆらぎが気になる時期もあります。
紫外線が気になる季節はUV乳液に使ったり、花粉の時期には敏感肌向けに変えるなど肌状態に合わせるのも一つの方法です。
朝のスキンケアについては化粧崩れを防ぐ意味でスキンケアを最小限にする人が多いです。夜は乾燥や一日の汚れをしっかりと重点的にケアするために化粧水や乳液+クリームなどのスペシャルなケアを取り入れることがオススメです。
このように季節や時間帯によってアイテムを変えるというよりは、アイテムを足し算したり引き算するのが良いでしょう。